悪いのはその人でなくて腋臭です
わきがの人について思うことは、やはり程度によっては思い切って手術をされた方が良いという事です。高校時代同じクラスにいたわきがの女子は、男子から酷い陰口をたたかれていました。大学時代サッカーサークルにいたわきがの先輩は、ユニフォームチェンジが本当に迷惑でした。
社会人になってからであったわきがの女性は、さすがに悪口を言うガキのような同僚はいませんでしたが、やはり密室での会議は辛いものがあったし、出張先で先方の前で隣に立つのが嫌でした。彼女と一緒に食事をしていた時、隣の席の人が食事中にも関わらずわざわざ席を移動していくのも見ました。
彼女は本社勤務になった後、わきがの手術をしたそうです。人と会うことが多い本社は、その会社の顔、代表になることもあるため、わきがが他人に与える印象を気にしたようです。悪いのはわきがの人ではなく、わきがです。
それはわかっています。でもわきががあると、その人を見る目や印象に大きく関わります。やはりその人自身のためにも、おせっかいかとは思いますが手術をおすすめしたいです。わきがは他人からはなかなか指摘しずらいものです。仲の良い友人や、家族が話をしてみてあげて欲しいと思います。
手術をして根本的な解決ができました
私は思春期の頃からわきがに悩まされていて、色々と対策をしてやり過ごしてきましたが、大学を卒業した後に根本的に治したいという気持ちがふくらんできて、わきがを専門に治療をしている病院に診察に行きました。
そこで私のわきがに対しては手術が有効であると勧められて、長年悩んでいたので受けてみる気持ちを固めました。わきがの臭いを発している部分を取り除く手術で、局所麻酔を行い、時間は両脇で1時間半〜2時間でした。日帰りで手術を行うことができて、費用については両わきで30万円の自己負担となりました。わきがの手術は保険が効かないために、このような費用となってきます。
手術をして痛み止めももらいましたが、麻酔が切れてからは一晩ぐらいは痛さと戦いました。翌日からは痛み止めで治まる程度に落ち着きましたし、数日間は激しい動作などを控えなくてはいけませんが、1週間後ぐらいには普通の生活に戻れました。
手術をしてからもう10年が経ちますが、手術直後からわきがは改善して、その後再発することもなく今に至っています。わきのところに手術痕は少し残っていて、水着になったりウエディングドレスを着る際に気になることもありました。しかし通常の生活で困ることは全くなく、総合的に考えると手術をして良かったという気持ちしかありません。